プロペシアが「効果ない」と言われる6つの理由とは?

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プロペシアの有効成分であるフィナステリドは、日本皮膚科学会でAGAに対する効果Aと評価される数少ない成分です。そんなプロペシアに「効果がない」との声が上がっているようです。このページでは、プロペシアが効果がないと言われる理由について詳しく紹介していきます。

プロペシアとは?発毛のメカニズムは?

プロペシアとは?発毛のメカニズムは?
プロペシアはAGAで悩む多くの人が知っている通り、飲むAGA治療薬です。5αリダクターゼを阻害する効果があり、テストステロンが悪玉男性ホルモンのジヒドロテストステロンに変換する事を防ぎます。ジヒドロテストステロンが毛乳頭の感受体と結び付くと、ヘアサイクルが乱れAGAになるため、プロペシアを服用すればAGAの予防や進行を食い止められるという訳です。

プロペシアが「効果ない」と言われている理由は?

プロペシアが「効果ない」と言われている理由は?
プロペシアの効果実感率は、軽度改善も含めると3年間の服用者で78%と言われています。これまで薄毛は進行するだけで治療できないものと思われていた時代があった事を考えると、かなりプロペシアの効果は高いと言えるでしょう。しかし、78%もの人が効果を実感しているにもかかわらず、なぜプロペシアは効果がないと言われているのでしょうか?

理由①:プロペシアは発毛薬ではない

プロペシアの主な効果は、ジヒドロテストステロンの生成を抑えてAGAのこれ以上の進行を抑制することです。つまり、プロペシアは発毛薬ではありません。そのため、AGAの治療として髪の毛が増えることを期待している人にとっては、思ったような効果を感じる事ができない薬とも言えます。

ただし、AGAが改善したと感じている人の割合からも分かるように、プロペシアは毛髪の改善が全く見られないという訳ではありません。ヘアサイクルが整う事で正常な発毛を取り戻せば毛髪の改善も期待できます。ただし、あくまでもプロペシアの効果は維持がメイン、発毛効果もあるものの、そこは発毛薬のミノキシジルと比較すれば効果を実感しにくい場合もあります。

理由②:根本治療ができない

プロペシアはAGAの根本的な治療にはなりません。プロペシアの服用を中止すると、頭皮は徐々に前の状態へと戻ってしまいます。これは、プロペシアの服用を中止する事で再びジヒドロテストステロンが増加し、ヘアサイクルが乱れてしまうからです。AGAを根本的に治したい人から見ればプロペシアは効果がないと言われてしまう所以なんですね。

理由③:初期脱毛

初期脱毛は全員に見られる訳ではありませんが、プロペシアを服用して1~2週間のうち何割かの患者に初期脱毛という症状が見られることがあります。個人差はありますが、実際に頭皮の毛髪密度が服用前よりも薄くなってしまう事もあります。3ヶ月程度続くことも珍しくありません。初期脱毛を知らないと、プロペシアを服用したことで「薄毛が進行してしまった!効果がない!」と勘違いしてしまう人もいるかもしれません。ただし、本当に初期脱毛の場合は、プロペシアの効果が現れ始めているという証しでもあります。プロペシアの服用により、ヘアサイクルが整い始めた事で成長が止まり休止していた毛髪が抜け落ち、毛根では新しい毛髪が生える準備が行われているのです。

理由④:AGAではない

プロペシアを服用しても明らかに効果がない場合、それはそもそもAGAではない可能性があります。ただし、プロペシアは即効性がある薬ではありません。初期には初期脱毛により抜け毛が増えることさえあります。そのため、半年ほど継続して服用してみて、それでも明らかに効果がないと断言できるなら服用は中止した方が良いでしょう。

AGAではない脱毛症には、ストレス性のもの、円形脱毛症、脂漏性湿疹からくる脱毛症などがあります。また、薬の副作用により髪の毛が抜ける場合もあるでしょう。他にも、甲状腺などの別の病気が原因で脱毛が起きている事もあるので注意が必要です。

理由⑤:アンドロゲンレセプター感受性が低い

プロペシアの効果を実感できにくい体質の方は、アンドロゲンレセプターの感受性が低く、効果を実感できない可能性が高いと言えます。これは、治療前の遺伝子検査などで知る事が可能ですから、治療を始める前にしっかり確認しておきましょう。

理由⑥:AGAが進行している

効果がない訳ではありませんがAGAになってから時間がたちすぎていると、効果が現れにくくなってしまいますから早めの治療を心がけましょう。

プロペシアの効果がでるまでの期間は?

プロペシアの効果がでるまでの期間
プロペシアの効果がでるまでの時間にも個人差があります。これまでの報告から考えると3ヶ月以上の服用で改善の兆しが見え始め、服用から半年~が過ぎると多くの人が確かな違いを実感できるようになります。

長期服用によるプロペシア耐性について

長期服用によるプロペシア耐性について
同じ薬を頻繁に使用する事によって、身体の中にその薬に対する耐性ができてしまい薬の効果が劣ってしまう場合があります。プロペシアは、長期服用する類いの薬ですから、耐性ができてしまうのかどうか気になりますね。結論からいうと、プロペシアは耐性ができて長く服用するうちに効果がなくなってしまうという心配はありません。それどころか、長く継続した方が効果の実感率が高まるという研究結果も報告されています。

まとめ

まとめ
もし、薄毛の原因がAGAなのであればプロペシアは効果が期待できる薬であることに間違いはありません。しかし、プロペシアの作用や役割を知らない人からすると、効果がない!と思われてしまうこともあります。

また、AGAではない他の原因で脱毛や薄毛が起きている場合は、プロペシアを服用しても効果はありません。ですから、プロペシアは病院を受診し医師の指導の下で服用することが一番です。医師から処方された場合は、気になる点は医師に相談をしつつ、半年間はプロペシアの服用を続けてることをオススメします。