抜け毛予防にもなる?メンズもヘアブラシを使おう

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ヘアブラシは女性のヘアケアアイテムというイメージがありますが、適切なヘアブラシを使って丁寧にブラッシングすることは男性の頭皮環境にも良い影響を与えます。ヘアブラシの重要性や使い方を知って、髪や地肌をより健康に保ちましょう。

今回は、ヘアブラシの役割やメンズに推奨されているヘアブラシ、ヘアブラシの正しい使い方などについてお伝えします。

ブラッシングの役割・重要性とは?

抜け毛予防にもなる?メンズもヘアブラシを使おう
ブラッシングには、髪の毛をほぐしたり、頭皮の血行を促進したりする作用があります。ここでは、ブラッシングの役割や重要性について紹介します。

1. 地肌の血流を促進する

ヘアブラシによる摩擦は、頭皮に適度な刺激を与えるとともに地肌の血流を促進する作用があります。地肌の血流が促進すると毛髪の成長に必要な栄養が運ばれやすくなったり、新陳代謝が高まったりする効果に期待でき、育毛につながると考えられています。

2. 毛髪にハリ・ツヤを与え保護する

ブラッシングには、毛髪の根元に存在する皮脂を毛髪全体に広げる役割もあります。行き渡った皮脂が毛髪をコーティングし、髪の毛にツヤやハリをもたらすほか外部の刺激から髪の毛を保護するという効果も望めます。

3. 毛髪についた汚れやホコリを除去する

ヘアブラシで髪の毛を梳かすと、毛髪に付着した汚れや余分な皮脂が除去されます。詳しくは後述しますが、特にシャンプー前のブラッシングが推奨されています。

ブラッシングで抜け毛が増えるという噂は本当なの?

「ブラッシングすると抜け毛が増えやすい」という噂があるようですが、基本的には「自分の頭髪・頭皮に合ったヘアブラシを使って丁寧に髪を梳かせば必要以上の頭髪は抜けない」と考えられています。上記のような噂が広まる背景には、頭皮や毛髪の状態、ブラッシングのやり方が関係しているよう。髪の毛が太く頭皮が丈夫な人でも、力任せのブラッシングを続けると頭皮環境にダメージが及んで抜け毛を引き起こす可能性があります。また、状況に応じて複数のヘアブラシを使い分けることも必要以上の抜け毛を減らすことにつながります。

メンズに推奨されているヘアブラシとは?

ヘアブラシには様々な種類があります。自分に最適なヘアブラシを選ぶポイントは、「素材」や「形状タイプ」に着目すること。では、それぞれの特徴についてみていきましょう。

素材をチェックする場合

1.豚毛
豚毛のヘアブラシは適度なコシがあるのが特徴的で、頭髪量が少なめの方や髪の毛が細い人に向いています。獣毛に含まれた油分が髪の毛に程よいツヤを与えるとともに、静電気を生じにくくする作用にも期待できます。
2.猪毛
ブラシの太さや弾力性に優れている猪毛ヘアブラシ。頭髪量が多い、もしくは髪が太く剛毛の方に適しています。豚毛と同じく獣毛特有の油分が髪にツヤを与えるほか、静電気対策にも役立ってくれるでしょう。
3.木製
木製ヘアブラシはブラシの目が粗く、髪の毛が絡まりにくいといった特徴があります。先端がボール状になっていたり、土台がクッションタイプになっていたりする場合も多く、頭皮マッサージにも適しています。
4.ナイロン
ナイロン製のヘアブラシは濡れた髪にも使えるため、シャンプー後やドライヤー使用時に最適です。ほどよい硬さがあり、地肌に適度な刺激を与える作用にも期待できます。水洗いが可能という点もポイントです。

形状タイプをチェックする場合

1.クッション
ブラシの土台部分がクッションになっているタイプ。圧力が一点に集中せず分散するため、地肌を痛めにくいという特徴があり、地肌へのマッサージ作用も望めます。
2.スケルトン
ブラシの目が粗く、骨組みのようなフォルムをしているヘアブラシです。髪の毛が絡みにくく、シャンプー後の濡れた髪やパーマヘアにも適しています。
3.デンマン
半円状の土台からピンが出ているヘアブラシで、イギリスのデンマン社から販売されたブラシがルーツとなっています。通常のブラッシングはもちろん、ブロー時に適したブラシとしても有名です。
4.パドル
ブラシ部分の面積が広いヘアブラシのことで、「パドル」はカヌーを漕ぐ際に使用する櫂(かい)を意味します。広範囲の頭髪を梳かす際に便利なほか、弾力があるため地肌へのマッサージ作用にも期待できます。

ブラッシングの正しいやり方を知ろう

ブラッシングすると言っても、ただやみくもに髪をとかせば良いというものではありません。髪の毛や頭皮の健康をより促進させるためにも、ブラッシングのコツを知っておきましょう。次に、メンズのための正しいブラッシング手順について紹介します。
おでこの生え際やこめかみ付近から、頭頂部やつむじのあたりにかけてブラッシングします。髪の毛の流れに逆らうようなイメージでブラシを動かしましょう。力を入れすぎると頭皮を痛める恐れがあるため、優しくゆっくりとブラッシングすることが重要です。同じ動作を数回(多くても10回程度)おこないます。

ブラッシングする時間帯にも注意

ブラッシングは毎日おこないたいものですが、ブラッシングのタイミングにも注意が必要です。ここでは、ブラッシングに適した時間帯について紹介します。

1. 朝(スタイリング時)

朝、髪をスタイリングする際にブラッシングすることで、寝ぐせを直したり寝起きの頭をリフレッシュさせたりする効果が期待できます。また、ブラッシングで地肌の血行が促進され、顔のむくみが解消されやすいというメリットもあります。

2. シャンプー前

既に触れたように、ブラッシングには皮脂やホコリ、フケや汚れなどを落とす役割があります。シャンプー前にブラッシングすることで、シャンプー時の洗浄作用がより高まるとともに泡立ちも良くなるといわれています。

3. 育毛剤ケアの前

育毛剤を塗布する前にブラッシングすると頭皮に適度な刺激が加わり、地肌細胞の活性化や育毛剤成分のさらなる浸透が望めます。

4. 就寝前

眠る直前のブラッシングは地肌にほどよい刺激を与え、リラックス作用や快適な睡眠につながると考えられています。

まとめ

ヘアブラシには髪の汚れやホコリを除去したり、頭皮の血行を促進したりする役割があります。ヘアブラシの形状や材質には様々な種類がありますので、自分に合ったブラシを選びましょう。ヘアブラシを使いこなして、頭皮や毛髪の健康増進に役立ててくださいね。