整髪料が薄毛を引き起こす!?正しい使い方で薄毛対策!

※一部プロモーション広告を含んでおります

髪の毛をスタイリングする際に便利な整髪料。毛髪のセットに整髪料は欠かせないという人も多いはず。しかし整髪料が薄毛に関与しているという見解もあるため、使い方には注意が必要といえるでしょう。

今回は整髪料と薄毛の関係にフォーカスし、整髪料が薄毛を引き起こすといわれている理由や、頭髪にやさしい整髪料の使い方、整髪料の選び方などについてお伝えします。

そもそも整髪料とは?


整髪料は髪の毛をセットする際に使うアイテムのことで、スタイリング剤とも呼ばれています。男性が使用する整髪料には主に次のような種類があります。

1. ヘアワックス

クリームに似た形状の整髪料で、頭髪に動きやボリュームを出したいときに役立ちます。セット力が控えめなソフトタイプと、キープ力が強いハードタイプ、ドライに仕上がるマットタイプがあります。

2. ジェル

セリー状の整髪料のこと。整髪料の中で特にキープ力が強いと言われており、ヘアスタイルをがっちりと固定したい人に推奨されています。くせ毛などのボリュームを抑える作用もあります。

3. バーム

固形の整髪料で、シアバターやミツロウといった天然素材から作られています。毛髪だけでなく手にも使えるため、使用後は洗い流す必要がないという利点があります。

4. ムース

泡タイプの整髪料を指し、テクスチャーが軽く毛髪全体に馴染ませやすいという特徴があります。ソフトタイプやウェットタイプ、ハードタイプ、ナチュラルタイプなどの種類があり、仕上がりの好みによって使い分けることが可能です。

5. ポマード

ゼリーのような整髪料で、油性タイプと水溶性タイプがあります。油性タイプはセット力や潤い感が強い一方、洗い流しにくいという側面があります。水溶性タイプは「グリース」とも呼び、セット力や潤い感は油性タイプに劣りますが、お湯で洗い流しやすいというメリットがあります。

6. ヘアスプレー

霧状の整髪料のことで、他の整髪料でスタイリングしたあとに使用するケースが多いです。仕上げにスプレーを使うことでヘアスタイルが持続しやすくなります。

整髪料が薄毛を引き起こす?その理由は?

整髪料は毛髪をスタイリングしたりスタイリングした髪形をキープしたりするために役立ちますが、頭髪や地肌に良くない影響を及ぼし薄毛につながることもあるようです。ここでは、整髪料が薄毛に関与しているといわれる主な理由を紹介します。

1. 毛穴の詰まりや炎症などを引き起こす

整髪料には毛髪にツヤを与えるための油分が配合されていますが、油分が地肌につくと毛穴が詰まりやすくなり、抜け毛が増えたり、新しい毛髪が生成されにくくなったりする可能性があります。また、痒みやフケなどのトラブルが発生し、頭皮環境が悪化して毛髪が成長しにくくなるケースもあるようです。

2. 髪の毛が細くなる

整髪料の中には、石油由来の合成界面活性剤が含まれている商品があります。合成界面活性剤は毛髪の主成分である「たんぱく質」を分解してしまう働きがあるため、使用し過ぎると毛髪が細くなりボリュームダウンにつながることが指摘されています。

3. 洗い過ぎによって地肌が乾燥する

上記でも触れた通り多くの整髪料には油分が含まれていますが、付着した油分を除去するためにシャンプーし過ぎると地肌に必要な皮脂まで洗い流してしまい、地肌が乾燥する恐れがあります。その乾燥を補うために皮脂が過剰分泌されて頭皮環境が悪化し、髪の毛が育ちにくくなる等の症状につながると考えられています。

頭髪にやさしい整髪料の使い方を知ろう

整髪料は間接的に薄毛に関与しているといえますが、使い方に配慮することで毛髪や地肌への悪い影響を軽減することが可能です。ここでは、頭髪にやさしい整髪料の使い方や注意点について紹介します。

整髪料の適切な使い方

  1. 整髪料を手に取る
  2. 手に取った整髪料を手のひらで均等に伸ばす
  3. 後頭部→側頭部→頭頂部→前髪の順番で整髪料をつけていく
  4. 全体的に馴染ませる

整髪料を使用する際の注意点

1. 使用量に注意する

整髪料の量が多いと毛髪や地肌に負担がかかる可能性があります。商品に記載されている適量を守り、つけ過ぎないよう注意が必要です。

2. 毛先を中心につける

整髪料を使う際は、テクスチャーを手のひらに均等に伸ばしてから毛先を中心につけるようにします。地肌に整髪料が付着すると毛穴が詰まる要因になるため、地肌や髪の根元に直接つけないよう気をつけましょう。

3. 整髪料の落とし方にもコツが

整髪料を使った際は、必ずその日のうちに髪を洗って成分を落とすことが重要です。ここでのポイントは「シャンプー前にお湯で毛髪をすすぐ」こと。予洗いすることで整髪料や汚れがある程度除去されるため、洗い過ぎて必要な皮脂まで取り除いてしまうリスクが抑えられます。

整髪料の選び方にも着目しよう

整髪料を選ぶ際は、配合成分や自分の髪質にも目を向ける必要があります。次に、整髪料の適切な選び方について紹介します。
1

. 天然由来成分が配合されている商品を選ぶ

整髪料を選ぶ際は、天然由来成分が配合されている商品を選ぶと毛髪や地肌への負担が軽減できるといわれています。また、界面活性剤が含まれていない商品、或いは控えめである商品も頭髪環境にやさしいと考えられています。

2. 髪質に合った整髪料を選ぶ

整髪料には様々な種類がありますが、クリーム系のワックス等はどちらかというと重めで髪のボリュームをダウンさせやすいため、髪が柔らかい・細い人には向かないようです。商品だけでなく、使う人の髪質に合った整髪料を選ぶこともポイントといえるでしょう。

3. セット力にも着目する

セット力の強い整髪料はスタイリングをがっちりキープしてくれますが、シャンプーで落としにくく洗い過ぎの原因になる場合があります。また、髪が引っかかりやすくなり抜け毛の要因のひとつにもなるため注意が必要です。

整髪料を使わないor少なくするという方法も

整髪料による薄毛への影響が気になる場合は、整髪料を使わないようにする、もしくは使用量や頻度を少なくするという方法もあります。整髪料に頼らない方法としてよく聞くのは「ヘアスタイルを変えてみる」という方法。ボリュームが出やすい、もしくは薄毛をカバーしやすい髪形に変えることで、整髪料を使用しない、または使う量や頻度を軽減することにつながるといわれています。一般的には、ベリーショートやツーブロック、ソフトモヒカン、坊主ヘア、スキンヘッドといった髪形が推奨されています。ヘアカタログをチェックしたり、美容師さんに相談したりして自分に合う髪形を見つけましょう。

まとめ

整髪料は間接的に薄毛に関わっているといわれていますが、使い方や選び方に配慮することで毛髪への負担や薄毛のリスクを軽減することにつながります。自分に合った整髪料を適切に使って、ヘアスタイリングを楽しんでくださいね。