プロペシアの副作用:子作りにどんな影響を及ぼす?

プロペシアは、男性ホルモンに働きかけることでAGA改善が期待できる内服薬です。国内外で人気の治療薬ですが、男性機能や胎児の発育などに影響を及ぼす可能性が懸念されています。AGA治療だけでなく妊活にも力を入れたい場合は、妊活中のプロペシアの取り扱いについて理解しておきましょう。

今回は、プロペシアを妊活中に服用しても良いのか、男性機能に関わる副作用や妊娠中の女性・胎児への影響などについてお伝えします。

プロペシアは子作り中に服用しても良いのか?

プロペシアとは?
妊活中のプロペシア服用については賛否両論あるというのが現状です。詳しくは後述しますが、プロペシアは妊活に重要な男性機能を低下させたり、胎児の発育などに影響を与える恐れがあると考えられています。上記のような影響が出る可能性は微かなため、服用を続けても問題ないという見解もあります。ただ発現する可能性がゼロではないことから、心配な場合は妊活中の服用をストップすることが推奨されています。

プロペシア服用中の子作りは危険?胎児への影響は?

プロペシア服用中の子作りは危険?胎児への影響は?
妊娠している女性の体内にプロペシアの主成分であるフィナステリドが入ると、男子胎児の生殖器などの発育に影響を与える可能性があります。フィナステリドは経皮吸収されるため、触れるだけで成分が皮膚から吸収される恐れも懸念されています。

通常、プロペシアの錠剤は薬の成分が漏出しないようコーティングされていますが、錠剤が割れたり衝撃が加わった際に中身が漏れる可能性があります。妊娠中や授乳中の女性がプロペシアに触れることがないよう、保管方法に注意してください。また、プロペシアは有効性や安全性の観点から女性全般の服用が禁忌となっています。未成年者への適用もないため、妊娠中の女性に限らず、同居する家族に未成年者や女性がいる場合は取り扱いに注意が必要です。

なお胎児への影響については、人間と類似した身体構造を持つアカゲザルを用いた実験が行われています。妊娠して20日~100日頃までの雌に1日120ng/kgのフィナステリドを投薬したところ、胎児に影響は出なかったとされています。

この際の投与量は、男性がプロペシア1mgを服用した場合に精液に移行する可能性があるフィナステリド量の750倍程度に当たることから、人間の胎児に影響を与える可能性も低いと考えられています。しかしリスクが気になる場合は、妊活中のプロペシア服用を控えることが望ましいといえます。

性欲減退やEDなどの副作用について

プロペシアには、男性ホルモンの一種テストステロンがAGAを引き起こすジヒドロテストステロン(DHT)に変容することを抑制する作用があります。その一方で、男性ホルモンの分泌量などに影響が及ぶことがあり、性機能における副作用が起こる可能性が指摘されています。

男性機能に関するプロペシアの主な副作用

1.リビドー(性欲)減退

プロペシアの服用によって性欲の減退が起こるケースがあります。発生頻度は1%程度ですが、ここで紹介する副作用の中では最も生じやすい症例となっています。

2.ED(勃起機能不全)

プロペシアの副作用にはEDも挙げられています。ただし発生頻度は0.7%程度となっており、症状に対する不安から心因性に基づくEDを患う恐れがあるため、過度に心配しすぎないことも必要とされています。

3.精液への影響

プロペシアの販売元MSDによると、本薬1 mgを 1 日 1 回、 6 週間経口服用した場合の精液への移行量は0. 00076%以下となっており、極めて微量とされています。また、まれに0.4%程度の頻度で精液量の減少が起こるケースがあるようです。

妊活中にプロペシアを中断する場合

妊活を優先してプロペシアをストップする場合は、服用を止める時期に注意しましょう。フィナステリドは服用を中断して1か月程度で血中濃度がゼロになるといわれていますので、妊活を始める時期と調整して中止のタイミングを決めてください。プロペシアを中断している間のAGA治療については、外用薬や育毛シャンプーを使用したり、生活習慣を見直して頭皮環境を整えるといった対策が提案されています。

プロペシアだけじゃない?ミノキシジルやザガーロが与える影響は?海外製のジェネリックは?

妊活において注意したいAGA治療薬はプロペシアだけではありません。ここでは、プロペシア以外のAGA治療薬と妊活への影響について紹介します。

ミノキシジル

ミノキシジルは血流を促進させることで発毛を促すAGA治療薬です。日本では外用薬タイプが認可されており、女性も使用できます。ミノキシジルの副作用としては頭皮の炎症や血圧への影響などがありますが、男性機能や胎児への影響については確認されておらず、男性が妊活中にミノキシジル外用薬を使用することは問題ないと考えられています。ただし妊娠中もしくは妊娠の可能性のある女性・授乳中の女性については、安全性が確立されていないため使用を控えることが推奨されています。

ザガーロ

ザガーロはデュタステリドを主成分とするAGA治療薬で、プロペシア同様DHTの生成を抑制する作用があります。男性ホルモンの分泌に影響を及ぼす可能性が高いため、男性機能や胎児の発育に影響が出る恐れが指摘されています。経皮吸収の恐れもあるため、取り扱いにも配慮が必要です。ザガーロの場合、プロペシアより副作用の発症率が若干高いというデータがみられますので、不安を感じる場合は服用の中断が望ましいとされています。ザガーロは成分が排出されるまでに時間がかかるため、妊活を始める1ヶ月以上前に服用を中止する必要があります。なお、血中濃度がゼロになるまでに6ヶ月程度要しますので、プロペシアより長い期間を見込んで中止するタイミングを検討しましょう。

海外製のジェネリック

2021年現在、プロペシアとザガーロのジェネリック医薬品は国内で流通していますが、個人輸入サイトなどではより安価な海外製のジェネリック製品が販売されています。また、日本では認可されていない内服薬タイプのミノキシジル治療薬も上記のようなサイトで入手できるようです。個人輸入の医薬品については、偽造品が混在していたり、思わぬ健康被害が起こる可能性があるため妊活時に限らず服用はおすすめできません。厚生労働省が承認していない医薬品によって重篤な副作用が起こった場合、国の医薬品副作用被害救済制度が適用されないため注意が必要です。

まとめ

まとめ
プロペシアには男性機能を低下させたり胎児に影響を及ぼす可能性があります。発現頻度が低いため妊活時でも服用できるという見解もありますが、不安を感じる場合は服用の中止が推奨されています。パートナーや医師とよく話し合い、妊活時のプロペシア服用について検討してみてくださいね。

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