AGA治療を止めるどうなるの?リバウンドしない方法は?

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AGA治療によって薄毛が改善すると、治療を続ける必要があるのか疑問に思う人もいるでしょう。自己判断で投薬をやめるケースもあると聞きますが、AGAは治療を中断すると再発する可能性が高く、改善された頭髪を維持するためにも治療を継続していくことが重要とされています。
今回は、治療をやめた場合のAGAの再発や治療前の状態に戻るまでの期間、一生治療を続ける必要があるのかなどについて検証します。

AGAの治療をやめるとAGAは再発する?

AGA治療をやめるとどうなるの?
AGAの治療をやめると、薄毛や抜け毛が再発する可能性が高いといわれています。その最大の理由は、AGAが進行性の脱毛症で完治が非常に難しいと考えられているからです。

AGAは、男性ホルモンの一種テストストロンに5α還元酵素が働きかけることで生成されるジヒドロテストステロン(DHT)によって引き起こされます。DHTは毛根に存在するホルモン受容体と結びつき、正常なヘアサイクルを退行させAGAを進行させる作用があります。AGA治療では、5α還元酵素を阻害するフィナステリド錠やデュタステリド錠、もしくは血行を活発にして発毛を促進するミノキシジルといった医薬品が使用されますが、いずれもAGAの進行を抑制する治療であり、AGAが発生するメカニズムそのものを変える治療方法ではありません。このため、途中で治療を中断した場合は薬効が薄れ、再びAGAが進行する可能性が大いにあるといわれています。

また、持続効果が高いと評されるメソセラピーやHARG療法といった注入治療の場合も、定期的なメンテナンスを怠ると抜け毛や薄毛が再発する例があるようです。

AGA治療をやめて元に戻ってしまうまでの期間は?

AGA治療を止めて元に戻るスピードは?
AGAの治療をやめても、ただちに元の毛量に戻るわけではないと考えられています。例えば投薬治療を中断した場合、徐々に抜け毛が増え始め、おおよそ6か月から1年程度かけて治療前の状態に戻るのが一般的とされています。ただし毛量が元に戻るまでの期間には個人差があり、人によっては治療を中断して1か月から3か月程度で急激に抜け毛が増えたと感じるケースもあるようです。注入治療については、定期的なメンテナンスを中断した場合6か月から1年程度で治療前の頭髪状態に戻る可能性があるといわれています。

AGA治療は一生つづけないといけないの?

AGA治療は一生つづけないといけないの?
今のところAGA治療については、「可能な限り長く、少なくとも患者自身が頭髪の状態を気にしないと思えるようになるまでは継続する必要がある」という見解が主流となっています。AGA治療によって薄毛を改善し毛量を増やすことは可能ですが、治療を中断するとAGAが再発する可能性が非常に高いため、改善した毛髪や頭皮環境をキープするためにも治療を続けることが重要とされています。
ただ人によっては、投薬による副作用や健康への不安、経済的な理由などから治療の継続が難しくなる場合もあるでしょう。クリニックの中には、治療を中止するタイミングを提案したり、減薬指導を実施しているところもあります。AGA治療を続けることが困難と感じた場合は、自己判断で中断せずまず医師に相談してみましょう。また、あらかじめ「理想の頭髪イメージを明確にしておく」という方法も推奨されています。自分なりのゴールを設定しておくことで、治療を続けるか卒業するかの判断指標になると共に、より効率的に治療を進めることにつながると考えられています。

加齢で男性ホルモンの分泌量が減っても治療は必要なの?

上記でも紹介した男性ホルモンの一種テストステロンは、加齢に従ってその分泌量が低下する傾向があります。テストステロンの分泌量は20代後半~30歳頃が最も多いとされ、ピーク年代を過ぎると徐々に低下していきます。しかし減少したテストステロンを補強する形でAGAの進行を招くDHTの分泌量が増加するため、年齢を重ねるごとにかえってAGAが進行しやすくなり、治療の必要性が出てくると考えられています。

AGA治療を止めてもリバウンドしない治療方法は?

AGA治療を中断してもリバウンドしない治療方法としては、自分の毛髪を移植する「自毛植毛」が挙げられます。地毛植毛は、毛包細胞の定着に成功すれば半永久的に毛髪が生え続けると共に、植毛後の毛髪にはDHTの影響が及ばないため施術後のケアの必要がないと考えられています。一方で、植毛範囲以外の毛髪はDHTの影響を受け続けますので、植毛範囲以外に薄毛が発生するリスクがあります。人によっては植毛範囲以外の薄毛を防ぐためにフィナステリド錠などを使用するケースがありますが、服用を中止すると植毛範囲以外にAGAの再発が起こる可能性があるため注意が必要です。

これから期待できる治療法の幹細胞移植

今の段階では、一般の人が手を出せるAGA治療方法で完治を目指すのは困難だと言えるでしょう。しかし、近いうちにもしかするとAGAの完治も目指せる時代がくるかもしれません。それが幹細胞を移植するAGA治療となります。

幹細胞とは、細胞を作る細胞と簡単に覚えておいてください。つまりいろいろな細胞になれる細胞という事です。医療の分野では、いろいろな病気の治療方法として期待され研究が行われています。

その幹細胞をつかったAGA治療方法も現在研究されており、数年以内に実用化するために動いているのです。これは、HARG療法のように幹細胞から抽出された成長因子を用いるのではなく、幹細胞自体を用いる治療方法です。そのため、これまで以上の効果と完治が期待できます。

まとめ

AGAは進行性の脱毛症です。治療をやめると再発する可能性が高いため、できるだけ長期間にわたって治療することが望ましいといえます。ライフスタイルに沿った減薬や休薬などの相談に応じてくれるクリニックもありますので、自己判断で中断せず、医師と相談しながら改善した頭髪をキープしていってくださいね。