プロペシアの副作用は精子にどう影響する?男性不妊のリスクや子供への影響は?

プロペシアには複数の副作用があると報告をされています。精液が減るという副作用があると聞いた事はあるでしょうか。数ある副作用の中で、今回はこの精液の減少という点に焦点をあてて説明していきます。

プロペシアとは?

プロペシアとは?
AGAと診断をされた時、内服薬として処方されるケースが多いのがプロペシアです。MSD社が販売元であり、日本皮膚科学会でもAGAに対するその有効性は高い評価がついています。5αリダクターゼを阻害することでテストステロンがジヒドロテストステロンへと変換する事を抑制するのが、プロペシアの作用です。約8割の人にAGAの症状に対する改善効果があらわれたと報告されています。

プロペシアの服用で男性不妊になる?精液の量が減るって本当?

プロペシアの服用で男性不妊になる?精液の量が減るって本当?
不妊とは男女が避妊をせずに性行為をしても、1年以上妊娠しない事を指します。不妊の原因は、男女半々と言われていますが、プロペシアを服用することで男性不妊になるのではないかと心配されている方がいるんですね。

プロペシアの服用が原因で男性不妊になる事があるというのは本当の事です。プロペシアを服用すると、必ず男性不妊になるという訳ではありませんが、そのリスクは高まるということが分かっています。精液の量が減少するというのも、実際にそうした研究結果のデータが出ているのです。

実際妊娠しにくくなるの?

実際妊娠しにくくなるの?
ある海外の研究によると、高度乏精子症・軽度乏精子症の男性で、プロペシア服用中と中止後の精子濃度を比較したところ、中止後は前者では精子濃度が15.9倍にも増え、後者でも精子濃度は13.6倍にも増えるという結果が出ました。また、精子濃度が正常な男性であっても精子濃度は3.14倍に増加しています。つまり、平均してプロペシアを服用中と中止後では11.6倍も濃度に違いがあるという事がわかります。

妊娠するためには、こうした精子濃度は非常に重要なポイントのひとつとなります。妊娠をしない訳ではありませんが、数字を見る限りでは妊娠をしにくくなるといっても過言ではないでしょう。また、プロペシアの服用により男性不妊リスクが高まるのは精子濃度だけが理由ではありません。精子の運動率が下がり、奇形率も高まると言われています。

こうした理由に加えて、プロペシアを服用すると性欲の減退や、勃起障害を起こす確率が高まります。また、射精障害といった副作用も報告をされているのです。このようにプロペシアの副作用には、男性不妊へと影響を与える症状がひとつやふたつではなく多数あり、妊娠しにくい状況を作ってしまいます。

妊活中はプロペシアの服用はさけるべき?

妊活中はプロペシアの服用はさけるべき?
妊活中プロペシアの服用を中止するかどうかは、夫婦間の問題と言えます。プロペシア服用中に妊活をして、赤ちゃんを授かった夫婦も大勢います。また、現在のところ日本ではプロペシア服用中の妊活について控えるようにと警告している訳でもありません。ですから、プロペシアによるAGA治療をしつつ妊活を行うことも可能です。ですが、早めに赤ちゃんを授かりたい、少しでも妊活に良い環境を作りたいというのであればプロペシアの服用を控えるにこした事はないでしょう。

プロペシアを服用している状態で妊娠すると子供に影響はあるの?

プロペシアを服用している状態で妊娠すると子供に影響はあるの?
実際に男性のプロペシア服用が原因で胎児や生まれてきた子供に障害等があったという報告はありません。これは、あくまでも男性のプロペシアの服用が原因で影響があったという事がハッキリと断言できる事例がないということです。プロペシア服用中の男性との子作りで授かった胎児や赤ちゃんに障害などをもった子が0という訳ではありません。

プロペシアを服用すると、その有効成分であるフィナステリドは極少量ですが精液から検出されているのは事実です。現在、影響はないという説の方が有力ですがまだまだ分からない点も多くなります。

プロペシアを服用中の男性の精子には成分が含まれる?女性が触るのは危険?

プロペシアを服用中の男性の精子には成分が含まれる?女性が触るのは危険?
前述した通り、プロペシアを服用中の男性の精液にはその成分が含まれています。しかし、それは極微量であることから女性がたとえ精液に触れたとしても問題はないと言えるでしょう。今のところ、プロペシアを服用中に子供ができてもその胎児や赤ちゃんに影響はないと言われていますから、女性が触っても影響の出る量ではないと言えますね。ただし、プロペシア自体に女性が触れるのは危険ですから、その点には注意をしましょう。

まとめ

まとめ
プロペシアを服用すると、確かに男性不妊のリスクは高まると言えます。例えばEDやリビドーの減退、精子の質の低下といった副作用がその原因となります。でも、プロペシアを服用しても必ず上記のような副作用があらわれる訳ではありません。その確率としては約4%ほどです。

この数字をどう捉えるかは、夫婦で相談をして納得をしたうえで妊活をするべきでしょう。胎児や赤ちゃんに対しての影響も問題ないと言われていますが、それも100%解明されている訳ではありません。ですから、その点に関しても夫婦できちんと話し合う必要がありますね。

元AGAクリニックスタッフによるレビューと調査内容も公開しています


近くの優良AGAクリニックを探す

エリアから検索

AGAクリニックおすすめ5選

銀座総合美容クリニック

銀座総合美容クリニック

東京港区にあるAGA治療・薄毛治療の専門クリニックです。AGA治療には内服薬・外用薬を用いる方法のほか、成長因子を使用する「育毛メソセラピー」を実施。治療への満足度も重要ととらえ、写真を用いて治療効果をチェックするなど患者さんの満足度・納得度を確認しながら施術を進めています。患者情報公開にも力を入れており、治療症例や費用などの情報をHP上でチェックできるようになっています。Webで簡単に予約できる無料カウンセリングも実施しています。

詳細はこちら

湘南美容クリニック

湘南美容クリニック

東京や神奈川を中心に全国展開しているクリニックで、AGA治療のほか美容整形や脱毛・美容歯科などの施術を行っています。AGA治療では内服薬と外用薬を使用したオーダーメイド処方のAGA治療薬、毛髪再生メソセラピーや植毛のほか、自分の毛包細胞を患部に与える「ダブルマトリックス」施術を実施しています。オンライン診断も行っており、自宅にいながら専門医による診断を受けることも可能。また、治療による効果が見られない場合は費用を返金する制度も実施しています。

詳細はこちら

AGAスキンクリニック

AGAスキンクリニック

AGA治療のみを専門的に行っており、関東をはじめ全国的に分院展開しているクリニックです。オリジナル発毛薬「Rebirth」を使用した治療のほか、外用薬や成長因子を用いたメソセラピー、植毛やヘアタトゥー・ヘアビームなどの施術を実施しています。日々のヘアケアについても重視し、育毛効果が期待できるオリジナルのヘアケア用品の紹介を行っています。また、HP上でチェックできるAGAセルフ診断や、メールで予約できる無料カウンセリングも行っています。

詳細はこちら

Dクリニック


薄毛・発毛専門のクリニックで、東京や大阪・名古屋などに分院を展開しています。「総合頭髪治療」を推奨し、形成外科・皮膚科・薬学・メンタルヘルスなど各分野の専門医が連携して個人個人の症例に最適な治療を行っています。自分に適応しやすいAGA内服薬をチェックする「AGAリスク遺伝子検査」を実施しているため、自分の頭皮により効果が期待できる治療薬を用いた施術を行うことができます。無料カウンセリングも行っており、HP上から簡単に予約することが可能です。

詳細はこちら

TOMクリニック

TOMクリニック

池袋と新橋に院を構えるAGA・薄毛治療のクリニックです。AGA治療では、内服薬や外用薬・注入を行うほか、切らない自毛植毛「ARTAS」を使用した施術を行っています。「ARTAS」を用いた植毛はメスを使用しないため、傷跡が目立ちにくく痛みもほとんど感じない画期的な施術といわれています。無料カウンセリングも実施しており、患者専用のAGA治療・AGA薬お試し処方・自毛植毛ARTASなどが相談できます。また、HP上のセルフチェックを使えば、簡単に自分の頭皮の状態をチェックすることも可能です。

詳細はこちら