プロペシアの副作用で癌リスクが高くなる?本当の事を知っておこう!

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3人に1人が癌に罹患(りかん)する時代とも言われていますが、そんな癌になるリスクを増やすと言われている要因がいくつかあります。

喫煙やストレスなどはよく知られていますが、AGA治療薬として有名なプロペシアにもそのリスクがあると言われている事を知っていましたか?安心してAGA治療をするためには、このプロペシアの癌発症リスクについても詳しく知っておきましょう。

プロペシアとは?

プロペシアとは?
プロペシアの有効成分は、フィナステリド。このフィナステリドは米国のメルク社が開発をしたもので、もともとは男性の前立腺肥大症の治療薬として使われていたものです。しかし、フィナステリドにはAGA発症に影響がある5αリダクターゼを阻害する作用があり、脱毛を抑制する効果があることが判明し、今ではプロペシアというAGA治療薬として世界各国で使用されるようになりました。

AGA治療の内服薬として、プロペシアは最も有名なものの一つといっても過言ではありません。それほどAGA患者にとっては、認知度も需要も高い薬なのです。

プロペシアの副作用で癌を発症するリスクが高まるの?

プロペシアの副作用で癌を発症するリスクが高まるの?
癌といっても、様々な種類の癌がありますが、プロペシアの服用が問題となっている癌は限られています。その癌とは乳癌と前立腺癌になります。

乳癌というと女性特有の疾患というイメージがありますが、実は男性であっても乳癌にはなる可能性があるんですね。そしてここでいう乳癌というのは、男性乳癌に限ります。そもそもプロペシアは、女性が服用する事のできない内服薬ですから、当然癌の発症リスクも男性に限ったものになります。

こうしたプロペシアによる2つの癌発症リスクに関してですが、中にはただの噂でしょ?という人もいるでしょう。ですが、実際にこの2つの癌発症リスクに関してはプロペシアの説明書に記載がされているんですね。

日本ではこの件に関して独自の調査は進んでいないようですが、プロペシアの生みの親とも言えるアメリカFDAやカナダの保健省では臨床試験などを通して、癌発症リスクがある可能性を示唆しています。こうした事もあり、日本でも海外の報告と前置きした上で、男性乳癌と前立腺癌発症リスクについての記述があるということです。

では、一体どれくらいリスクが高まるのでしょうか。海外では以下のような報告があがっています。

悪性度前立腺癌の発現率が、プラセボ投与群1.1%であったのに対してフィナステリド5mg投与群は1.8%であった

ということです。単純にみるとその差は0.7%ということになります。

また、別の報告によると悪性度のレベルが7以上の悪性前立腺癌が、プラセボ群では22.7%だったのに対してフィナステリド群では37.0%とこちらも増加が認められました。

また、乳癌に関しては、フィナステリドを服用している男性患者に乳癌の報告例があり、服用をしていない群には発症者はいなかったということです。

なぜプロペシアは癌のリスクが高まると言われてるの?

なぜプロペシアは癌のリスクが高まると言われてるの?
プロペシアが癌のリスクが高まると言われている訳は、プロペシアの主成分であるフィナステリド服用者のデータで上記のような結果が報告されているからです。これは、プロペシア服用者に対する臨床試験ではなく悪魔でもフィナステリドに着目をしたデータになります。

実際に、プロペシアに含まれるフィナステリドの量は1mgですが、癌発症リスクに関する臨床試験で投与されているのはフィナステリド5mgとなります。つまり、プロペシアの約5倍のフィナステリドを服用した際の結果ということなのです。 

しかし、プロペシアはフィナステリドが主成分の薬である事は間違いありませんから、プロペシアも癌のリスクが高まる可能性があるのではないかという事なんですね。

プロペシアと癌の因果関係は?信憑性はあるの?メカニズムは?

プロペシアと癌の因果関係は?信憑性はあるの?メカニズムは?
現在のところ、プロペシアと癌の因果関係はないとは言えません。実際にプロペシアの主成分であるフィナステリドを服用することで、悪性度の高い前立腺癌が増加する可能性は否めないからです。

こうした研究は、アメリカやカナダなどの海外で大規模に行われた結果であるため信憑性もあります。ただし、こうした研究の対象者は前立腺肥大患者であることや、プロペシアよりも5倍もフィナステリドを多く投与しているデータであることです。また、悪性度の高い前立腺癌は増加したものの、軽度の前立腺癌の発症は抑えられているのです。そのメカニズムに関しては、男性ホルモンが影響しているのではないかと考えられますが、はっきりとわかっていません。

プロペシアは飲まない方がいいの?

結論:プロペシアは飲まない方がいいの?
癌の発症リスクを減らすためには、プロペシアは飲まない方が良いのでしょうか。それは、自分自身で決める事だとしか言えません。ただし、リスクの可能性は少しでもあるものは絶対に口にしたくないというのならプロペシアは服用しない方が良いでしょう。ただ、プロペシア以上に発ガン性を高める物質は身の回りに多くあるものです。

しかし、プロペシアに含まれるフィナステリド量などを考えると、プロペシアを服用することで癌の発症リスクが著しく高まるという事は考えにくいものです。

正規品じゃない個人輸入したプロペシアはさらにリスクが高まるの?

正規品じゃない個人輸入したプロペシアはさらにリスクが高まるの?
プロペシアには、いわゆるジェネリック品も多く販売されています。国内で承認されているジェネリック品には問題ありませんが、個人輸入等で入手したプロペシアには注意を払わなくてはいけません。

なぜなら、個人輸入で入手するフィナステリドには粗悪なものも多いと言われているのです。また、偽物も少なくありません。ですから、例えば添加物に発ガン性のある成分が使用されている可能性もあるのです。そういった事から、海外のプロペシアジェネリック品はリスクが高まると言われています。

まとめ

まとめ
プロペシアに含まれるフィナステリドは、確かに前立腺癌や男性乳癌との因果関係が全くないとは言えません。ただし、現段階ではプロペシア自体に発ガン性があるとも言えないのです。これからもっと研究が進むことによって、プロペシアと癌リスクについて解明されていく可能性はありますね。