プロペシアの副作用で肝臓へ負担がかかる?検査すべき?

プロペシアは、非常に効果が期待できるAGA治療薬のひとつですが、その副作用について様々な報告があります。そんな副作用の中で、プロペシアは肝臓へも悪影響を及ぼすのではないか?と心配をしている人が多いようです。肝臓は身体にとって大切な機能を担っており、プロペシアにより副作用が起きた場合は様々なリスクが考えられます。肝臓に関する副作用があるならば、どんな症状なのかなど知識をつけておくべきでしょう。肝臓への副作用を気にしながらプロペシアを服用してAGA治療をするよりも、不安を拭い去って迷いなく治療を行う方が心身共に良い影響を感じられるのではないでしょうか。

今回は、プロペシアの服用で肝臓にどのような負担をかけるのか解説していきます。

プロペシアが肝臓に与える負担とは?

プロペシアが肝臓に与える?
プロペシアが肝臓に負担を与える可能性があるのは、確かにその通りです。プロペシアの添付書に肝臓へ対しての注意書きが記されています。その内容は重大な副作用として機能障害があらわれることがあるので、観察を十分に行うようにという注意喚起となっています。ただし、頻度は不明となっています。どうやら、1000人近くの人がプロペシアを使用し2人に肝機能障害が見られたということらしいのですが、その因果関係がハッキリと分かっていません。つまり、本当にプロペシアが原因の肝機能障害なのかどうかは分からないという事なんですね。

なぜ肝臓に影響があるの?

なぜ肝臓に影響があるの?
本当はプロペシアは肝臓に無害なのではないか?と思われるかもしれません。しかし、残念ながら薬である以上肝臓に対して影響がないとは言えないのです。

肝臓というのは非常に働き者の臓器で、色々な役割を果たしてくれているのですが、その中に代謝機能と解毒機能というものがあります。プロペシアは毒ではなく薬ですが、身体にとっては毒も薬も紙一重であり裏と表のようなものなのです。そのためプロペシアも身体にとっては異物とみなされ、その一部は肝臓で分解され尿から排出される仕組みとなっています。また、AGA薬としての役目を果たしたプロペシアも肝臓で代謝され最終的には体外へと排出されるんですね。

このようにプロペシアは、肝臓で分解・代謝されるために何らかの影響が肝臓に出てもおかしくはないということです。アルコールと肝臓の関係に近いと考えると分かりやすいでしょう。

肝臓に病気がある場合はプロペシアを服用できない?検査するべき?

肝臓に病気がある場合はプロペシアを服用できない?
肝臓に何らかの疾患を抱えている場合は、プロペシアを服用することが出来ないおそれがあります。これは医師の指示を必ず仰がなくてはならない問題となります。プロペシアだから…というよりも肝臓に疾患を抱えているケースでは、それ以外の医薬品やサプリメントであっても同じことであり、プロペシアだけが特別という訳ではありません。ですから、健常者であっても医療機関で血液検査を行い肝臓の状態を医師に判断してもらってからプロペシアを服用するべきです。

プロペシアだけじゃない?肝臓に影響のあるAGA治療薬は?

プロペシアだけじゃない?肝臓に影響のあるAGA治療薬は?
実は肝臓に影響のある薬はプロペシアだけではありません。厳密にいえば、この世に存在する薬の全てが肝臓に影響を与える恐れがあると言えるでしょう。例えばAGA治療薬には、プロペシア以外にもフィナステリドが有効成分として含まれている内服薬が存在しますが、それもプロペシアと同様に肝機能障害を起こすおそれはあります。別の有効成分が含まれるAGA治療薬のザガーロも重篤な副作用として肝機能障害と記されています。そのため、その大小にかかわらずAGAの内服薬は肝臓への影響があるものだと考えてください。ただし、その影響の多くは異常として直接現れるほどではないのも事実なのです。

プロペシアの服用で肝臓に異常がでた場合は?

プロペシアの服用で肝臓に異常がでた場合は?
健康な人の場合は、プロペシアの服用で肝臓に大変な異常が出ることは通常ならば稀だと言えるでしょう。ただ、重篤な肝機能障害が起こる恐れは健康な人では少ないとしても多少肝臓の数値に異常が出ることは考えられます。その場合は、服用を中止して医師の診察を受けるようにしましょう。プロペシアの服用を中止することで肝臓の異常が回復するならば副作用と考えられますし、そうでない場合は、別のことが原因である可能性もあります。

肝臓に負担をかけない治療法は?

肝臓に負担をかけない治療法は?
AGA治療において肝臓に負担をかけたくない場合はどうすれば良いのでしょうか。まず、選択肢としては外用薬や頭皮へ直接注射をするメソセラピーなどの方法があります。ただし、メソセラピーは頭皮へ直接注射をすることにより内服薬よりも肝臓への影響が少ないというだけであり、100%無害という訳ではありません。プロペシアのような内服薬と比較すれば肝機能障害など肝臓への副作用は低いと言えます。ただ、プロペシアのような5αリダクターゼを阻害するような作用を持つ薬の服用なしでAGA治療を行うのは、極めて困難であるのも事実です。

まとめ

まとめ
プロペシアに含まれる有効成分のフィナステリドは、肝臓で代謝される為、肝臓へ影響する可能性があるAGA治療薬です。説明書にもプロペシアの服用により重篤な肝機能障害が起きる可能性について示唆されてはいますが、実際にその頻出程度は定かではありません。そのため、多くの健康な人にとってはプロペシアの肝臓へ与える影響について心配する必要はないと考えられますが、もともと肝臓に問題を抱えている場合は医師へ事前に相談をするべきでしょう。

現在、プロペシアなしでAGA治療を行うのは難しく、また、肝臓へ影響を与えるのはプロペシアに限りません。そのことをよく理解すれば、プロペシアとどのように付き合っていけば良いかが分かるのではないでしょうか。