AGA治療薬別で見る初期脱毛の比較

薄毛は遺伝と諦める必要はない時代になりました。最近ではAGA治療を行っているクリニックも増え、また治療の選択肢も広がっています。厚生労働相でもプロペシアやザガーロなどの薬をAGAに効果があるとして認可しています。しかし、こうして認可されている薬を服用することによって、初期脱毛が起きると聞いたことはありませんか?

本当にAGA治療薬を服用することによって初期脱毛は起きるのか、薬ごとの初期脱毛の違いはあるのかについて見ていきましょう。

AGAの治療薬で初期脱毛は誰にでもおこる?

初期脱毛は誰にでもおこる?
初期脱毛は誰にでも起きる可能性があります。しかし、AGA治療薬を使う人全てに症状が現れるわけではありません。初期脱毛が起きるケースの方が少ないとさえ言われています。AGA治療薬により初期脱毛が起きるかどうかは、実際に使用を開始してみないと分かりません。初期脱毛の存在は医師も認めていますが、正確な調査や統計などがされているわけではないのです。そのため初期脱毛については不確かな部分が多いのが現状です。

なぜ初期脱毛がおこるの?

なぜ初期脱毛がおこるの?
なぜ、AGA治療をするための薬を使用することで逆に脱毛が起きてしまうのでしょう。これではますます薄毛の悩みが大きくなってしまいそうですね。初期脱毛が起きると、人によってはこれまでの2~3倍といった量に抜け毛が増えることがあります。頭皮がスカスカになり見た目にも変化が現れる事もあるでしょう。でも、初期脱毛のメカニズムを知ることできっと納得することが出来るはずです。

初期脱毛のメカニズム

初期脱毛のメカニズム
AGAを発症している人のヘアサイクルは、正常の人のものとは異なっています。ヘアサイクルが正常な場合は、毛髪の成長期が長く髪の毛は太くたくましく成長していきますが、AGAの人のヘアサイクルは、成長期が極端に短くなっており髪の毛が成長をする前に抜け落ちてしまうのです。

AGA治療薬は、種類によってメカニズムは異なりますが、どれもヘアサイクルを正常に戻していく作用があります。その過程で弱った毛髪が下から押し出され抜け落ちてしまうのです。初期脱毛は、一気に正常なサイクルによる発毛が活発化される為に、抜け落ちる髪の毛の量も多くなってしまうことがあります。つまり初期脱毛により毛髪が抜け落ちた頭皮の毛穴からは、その後健全な毛髪が生えてくるのです。

AGA治療薬別でみる初期脱毛の比較

AGA治療薬別でみる初期脱毛の比較
AGA治療薬の代表的なものは、プロペシアやザガーロ、ミノキシジルなどですね。これらの薬を使用した場合の初期脱毛の症状はどうなっているのでしょう。

プロペシア

プロペシアを服用することで起きる初期脱毛の確率は、およそ2割と言われています。プロペシアの服用から2週間ほどで初期脱毛がみられ、1ヶ月程度続くケースが多いでしょう。

プロペシアで初期脱毛が起きやすい部位は、前頭部と頭頂部になります。そのため、プロペシアによる初期脱毛ではおでこやつむじのあたりの毛髪がスカスカになりやすいと言えます。抜ける量は1日に300本~500本程度のことが多くなっています。プロペシア服用前より2倍以上抜け毛が増える人もいるため、驚く人も少なくありません。あまりにも抜け毛が多い場合は、医師と相談をしたうえでプロペシアの服用量を減らすこともあります。

フィンペシア

フィンペシアの主成分は、プロペシアと同じフィナステリドとなります。初期脱毛の期間や抜け毛の量はプロペシアと同様です。それは初期脱毛が起きる原因となっている成分は、フィナステリドだからです。プロペシアもフィンペシアも添加物に違いはあれど、フィナステリドの含有量は同じため初期脱毛の特長も同じというわけですね。

ミノキシジル

ミノキシジルは発毛効果のある外用薬となります。外用薬であるミノキシジルでも初期脱毛の報告がされていますが、その確率はプロペシアなどの内服薬よりも低くなっています。期間については、使用から1~2週間で起きることが多いようですが、個人差があり一概には言えません。また、ミノキシジルで初期脱毛が起きた場合は、通常化1ヶ月程度で治まります。抜け毛の量に関しては、プロペシアなどの内服薬よりも少ないでしょう。それは、内服薬よりも外用薬であるミノキシジルの方が、影響が少ないためです。

なお、AGAの治療では、外用のミノキシジルのみを処方されという事はまずありません。そのため、内服薬とミノキシジルのどちらが初期脱毛の原因となっているのかわからない場合があります。確率的には、外用のミノキジルよりも内服薬の方が初期脱毛の原因となっているケースが高いと考えられます。

ミノキシジルタブレット(ミノタブ)

ミノキシジルタブレットは、国内ではAGA治療薬として認可されていません。しかし、外用のミノキシジルよりも発毛効果は高くなっています。その分、初期脱毛の起きる確率や抜け毛の量は外用薬よりも圧倒的に多くなるのが特徴です。発毛薬であるミノキジルは、プロペシアなどのジヒドロテストステロンの生成を抑制する薬よりも抜け毛の量は多いと言われています。人によって抜け毛の量は違いますが、1日500本もの抜け毛がみられる事も少なくありません。ミノタブによる初期脱毛も、服用から2週間前後で始まり1ヶ月~3ヶ月程度続くでしょう。

ザガーロ

ザガーロはデュタステリドが有効性分の内服薬です。フィナステリドと同様にジヒドロテストステロンの生成を抑制しますが、効果のある部位が異なります。前頭部や頭頂部だけではなく、側頭部にも効果を発揮する薬のため、初期脱毛では側頭部も抜け毛が目立ってしまう可能性があるでしょう。初期脱毛の期間はフィナステリドが有効性分の内服薬と変わらず、抜け毛の量は若干多いと考えられます。

まとめ

まとめ
AGA治療に使用される薬は、初期脱毛が起きる場合があります。初期脱毛の期間や抜け毛の量は、薬によって異なるというよりも個人差による影響の方が強いでしょう。ですが、内服薬と外用薬を比べた場合は前者の方が薬の影響が大きくその分初期脱毛の可能性や症状も強いと考えられます。人によっては初期脱毛の一般的な例にあてはまらない事もありますから、不安に思ったことがあれば掛かり付けの医師に相談をするのがベストですね。