AGA検査キッドとは?自宅でできる遺伝子検査の特徴は?

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AGAクリニックの中には、AGAのリスクを調べる遺伝子検査や血液検査などを実施している医院があります。検査を受けることで、科学的なデータを根拠とした治療に取り組めるというメリットがあります。また、まだAGAを発症していない場合でも、将来的なAGAのリスクを調べることができるんですよ。

今回は、AGA治療前に検査をする理由や検査方法の種類、自宅でできる検査キットとの違いについて紹介します。

AGA治療前になぜ検査するの?

自宅でできるAGA検査キッドとは?
薄毛や抜け毛の原因はカウンセリングや問診でも診断できますが、検査を受けることで薄毛の本当の原因やAGAのリスクをより正確に調べることができます。ここでは、AGA治療の前に検査をする主な理由について3点紹介します。

1.薄毛の原因を確認するため

薄毛の原因はAGAだけではありません。人によっては円形脱毛症や甲状腺の疾患などが要因となって薄毛を引き起こしているケースもあります。原因によって治療方法が異なるため、薄毛の原因が本当にAGAであるかを確認するためにも役立ちます。

2.AGAのリスクをチェックし、より効果的な治療につなげるため

AGAの発症には、遺伝や体質が関わっていると考えられています。詳しくは後述しますが、主にAGAを引き起こす酵素やホルモン受容体といったAGAにつながるリスクをチェックすることで、より最適な治療方法を導き出せるといわれています。AGAを発症していない場合でも、将来的にAGAを発症する可能性を調べることができます。

3.健康状態を把握するため

身体の健康は毛髪の成長にも影響を及ぼすと考えられています。体内に必要な栄養素や滞留する毒素などを調べることで毛髪の健康や脱毛の原因を探り、食生活を見直すなどの対策に活用することができます。

検査方法の種類は?

AGAの検査方法には、AGAの発症に関わる物質や健康状態などを調べる方法があります。ここでは、AGA検査の主な種類について4点紹介します。

1.5αリダクターゼをチェックする遺伝子検査

AGAは、男性ホルモンの一種である「テストステロン」が還元酵素「5αリダクターゼ」と結びつき、「ジヒドロテストステロン(DHT)」と呼ばれるより強固な男性ホルモンに変化することが原因で引き起こされます。5αリダクターゼには「Ⅰ型」と「Ⅱ型」の2タイプがあり、その強度は人によって違いがあります。双方の強度によって使用する医薬品も異なるため、事前にどちらのタイプが優勢か確認しておくことが奨励されています。なお、Ⅰ型の強度が目立つ際は「デュタステリド」、Ⅱ型の強度が高い際は「フィナステリド」もしくは「デュタステリド」を使用します。

2.アンドロゲンレセプター(受容体)をチェックする遺伝子検査

アンドロゲンレセプターとは、上記で触れたテストステロンやDHTを取り込む受容体のことで、その感受性が強いとAGA発症の可能性が高まるといわれています。レセプターの感受性の強度は母親からの遺伝が影響すると考えられているため、遺伝子検査で調べることでAGAになりやすい体質かどうかをチェックします。

3.ミネラル検査

患者の毛髪を採取し、「必須ミネラル」と呼ばれる栄養素の過不足や、「有害ミネラル」と呼ばれる毒素の蓄積について調べる検査です。ミネラル検査では、ストレスやアレルギーといった健康状態のほか、脱毛の原因を探ることも可能となっています。検査結果によって不足している栄養を積極的に摂取したり、有害ミネラルを排出するなど身体のコンディション面からのAGA対策に役立てることができます。

4.服薬治療に関する検査

内服薬によってAGAを治療する際、薬を代謝する肝臓の働きをチェックするための血液検査を受ける場合があります。治療を受けるクリニックで検査するのが主流ですが、3か月程度以内に受けた健康診断や他の医療機関での血液検査結果を持参することが可能なケースもあります。

自宅でできる検査キットとの違いは?

AGA検査キッドの信憑性は?
AGAの検査はクリニックだけでなく自分で行うことも可能です。検査キットを使用すれば、自宅にいながらAGAのリスクを調べる遺伝子検査などが受けられます。
検査キットはヘアケアメーカーやヘルスケアメーカーなどから販売されています。主な使用方法は、唾液を採取して研究機関に郵送し結果を待つ、という簡単なもの。
手軽にAGA検査が受けられる方法として注目されていますが、精度や数値の正確性などが懸念される一面もあります。ここでは、自宅でできる検査キットとクリニックで受ける検査との主な違いについて紹介します。

1.費用

クリニックで受ける検査の価格はおおよそ20,000円前後ですが、自宅でできる検査キットの相場は13,000円前後となっています。検査キットに比べると、クリニックの方が若干費用が高い側面があります。

2.来院の有無

クリニックでAGAの検査を受ける場合はクリニックまで足を運ぶ必要がありますが、検査キットの場合は自宅にいながら検査が受けられます。忙しくて来院する時間がない、他の人の目が気になるという場合は検査キットが便利といえるでしょう。

3.検査の正確性

検査キットでは、AGA専門クリニックで実施される検査とほとんど同じ程度の精度が期待できるといわれています。その一方で、検査キットの正確性は専門クリニックの検査には及ばず、未知数の側面が多いという意見もあります。また、検査キットの場合は検査結果からAGAのリスクや治療の必要性を自己判断しなければならず、結果的に専門クリニックを受診する必要性が出てくる可能性もあります。検査キットは手軽に検査ができる便利なアイテムですが、信頼できる医師のもとで検査を受けた方がより安心といえるでしょう。

AGA検査キッドまとめ

AGA検査キッドまとめ
AGA治療前に検査を受けることでAGAを発症するリスクや体質などを確認でき、より効果的な治療につなげることができます。自分がAGAになる可能性も調べられるため、AGAに悩む人もまだ発症していない人も、AGA検査の受診を前向きに検討してみてくださいね。