薄毛とドライヤーの関係性

シャンプー後の髪を乾かす手段のひとつとして「ドライヤー」を使う方法がありますが、ドライヤーの使い方によっては毛髪にダメージを与えたり薄毛につながったりするケースがあります。また、ドライヤーを使わず自然乾燥で髪を乾かすという人も注意が必要です。
今回はドライヤーと薄毛の関係に着目し、ドライヤーを使用する意味や注意したい使い方、適切なドライヤーの使い方などについて詳しくお伝えます。

ドライヤーで髪を乾かす意味とは?自然乾燥ではダメなの?


洗髪後の毛髪は何もしなくても自然に乾きますが、自然乾燥よりもドライヤーを使って乾かした方が髪の健康には良いといわれています。ここでは、ドライヤーで毛髪を乾かす意味や目的について紹介します。

1.髪の毛のキューティクルを閉じる

キューティクルは髪の毛の表面に存在する魚の鱗のような形状のタンパク質層のことで、髪に必要な水分や栄養素を髪の内部に留める役割があります。髪の毛が濡れるとキューティクルが剥がれて水分や栄養素が外部に流れて出てしまいますが、ドライヤーを使用することで開いていたキューティクルを閉じることが可能になります。

2.毛髪のダメージを抑える

上記とも関連しますが、毛髪が濡れてキューティクルが剥がれたままの状態が続くと、毛髪が痛みやすくなり枝毛や切れ毛の要因になります。濡れた髪は摩擦や静電気にも弱くなるため、ドライヤーを用いて髪を乾かすことで髪のダメージを軽減することにつながります。

3.頭皮の環境を整え健康状態をキープする

自然乾燥だと髪だけでなく頭皮が濡れている時間も長くなります。地肌には湿気がこもりやすいため、雑菌が繁殖するなどのトラブルを引き起こす可能性があります。また、気化熱によって地肌が冷え、血行が悪くなって毛髪に必要な栄養素が運ばれにくくなり毛髪の生成や成長に支障をきたすというリスクも指摘されています。ドライヤーで頭髪を乾かすことは、頭皮トラブルや血行不良の予防、育毛対策としても役立つといえます。

ドライヤーで薄毛になる?注意したいドライヤーの使い方

ドライヤーで毛髪を乾かすことは髪や頭皮の健康に良い影響を与えますが、ドライヤーの使い方を誤るとかえって髪の毛と地肌を痛め、抜け毛や薄毛を引き起こすケースがあります。では、注意したいドライヤーの使い方についてチェックしていきましょう。

1.熱を与えすぎる

ドライヤーによる熱が地肌や毛髪にあたりすぎると、刺激が強すぎて炎症を引き起こす場合があります。特に、頭皮に炎症が生じると毛根が痛んで抜け毛や薄毛につながると考えられています。また、ドライヤーの熱が高温すぎると毛髪の水分が必要以上に蒸発し、髪の毛にダメージを及ぼす可能性もあります。

2.頭髪とドライヤーの距離が近すぎる

頭髪のすぐそばでドライヤーを使用することによって、頭皮が過度に乾燥する恐れがあります。頭皮が乾燥しすぎると皮脂に存在する保護層が壊れ、皮脂の過剰分泌を引き起こすともいわれています。そのほか、上記でも触れた熱によるトラブルにもつながります。

3.必要以上に乾かす

ドライヤーで頭髪を必要以上に乾かすと、乾燥しすぎて髪の潤いが不足します。乾燥状態が続くと毛髪にダメージが溜まり、パサパサとした不健康な髪の毛になるとも考えられています。

適切なドライヤーのかけ方は?

ドライヤーをかける際は、事前に毛髪をある程度乾かしておくことや頭髪との距離、かける順番などを意識することがポイントです。ここでは、適切なドライヤーのかけ方について紹介します。

1.タオルを使ってあらかじめ頭髪の水分を取っておく

ドライヤーを使用する前に、タオルを用いて頭髪の水分をある程度除去しておきましょう。タオルドライで髪の毛を半乾きにすることで、ドライヤーを使用する時間が短縮されます。タオルドライする際はまず指で地肌を優しく押さえるようにして頭皮の水分を吸収させ、次にタオルで包み込むように毛先の水分を取っていきます。ガシガシと力強く拭くと、摩擦が起こって頭皮や髪の毛にダメージを与える恐れがありますので注意が必要です。

2.ドライヤーをあてる前に「距離」を意識しよう

一般的に、ドライヤーと頭髪の理想的な距離は15cm~20cm程度といわれています。適度な距離を保つことで熱風の温度を下げることにもつながり、頭皮や髪の毛を痛めるリスクが軽減できます。

3.温風を用いて髪の根元→毛先の順番で乾かす

頭髪の根元部分は水分量が多く乾きにくいため最初に乾かす必要があります。また、根元が生乾きだと雑菌の繁殖につながる可能性がありますので、乾きムラが起きないように指で根元をかきわけたり、ドライヤーを小刻みに振ったりしてまんべんなく風があたるよう工夫しましょう。乾かし忘れが生じやすい襟足付近や耳回りなどにもしっかりと風をあてることがポイントです。根元が乾いたら毛先を乾かしていきます。

4.仕上げに冷風で乾かす

温風をあてすぎるとオーバードライになるため、頭髪が8割程度乾いたらドライヤーを冷風モードに切り替えて冷たい風をあてます。冷風に切り替えることで頭皮にこもった熱を冷まし、地肌のムレを防止することにもつながります。

育毛剤を使うタイミングはドライヤーの前か後か?

育毛剤を塗布するタイミングについて、一般的にはドライヤーが終わったあとで使うことが推奨されています。毛髪が濡れたままの状態で育毛剤を使うと有効成分が水と共に流れてしまう可能性があるため、髪の毛を乾かしたあとでつけるのが適切とされています。ただし、育毛剤によっては塗布後にドライヤーをかける場合もありますので、使っている育毛剤の使用方法に従いましょう。

薄毛対策にはドライヤー選びも重要

毛髪の健康をキープするためには、自分の頭髪や地肌の状態に相応しいドライヤーを選ぶことも大切です。ここでは、薄毛対策にも役立つドライヤーの選び方について紹介します。

1.温度設定や調整が可能か

通常、ドライヤーの平均的な温度は100℃から120℃程度とされていますが、100℃以上の温風をあて続けると髪がダメージを受けやすくなると考えられています。最近では、60℃以下の低温に設定できるドライヤーや、頭皮ケアに特化したドライヤーも販売されています。熱による頭皮や頭髪の痛みが気になる場合は、温度調整が可能なドライヤーや低温ドライヤーを選びましょう。

2.風量を調節できるか

ドライヤーの風量は「1分間に移動できる空気の体積」で示され、通常のドライヤーの風量は1.3㎥/分程度とされています。風量が多い或いは風量を調節できるドライヤーを使用すると毛髪が早く乾くため、熱によるダメージを軽減するほか時間短縮にもつながります。ドライヤーの中には1.9㎥/分以上の風量を有するものもありますのでチェックしてみてください。

3.プラスアルファの機能もチェック

上記のほか、地肌を温めて血行を促す効果が期待できる遠赤外線機能や、毛髪の潤いを守るマイナスイオン機能、温風と冷風を自動で切り替えるといった便利な機能を持つドライヤーもあります。それぞれの機能を見比べて、毛髪や頭皮環境に合うドライヤーを選びましょう。

4.その他

ドライヤーの機能だけでなく使い心地にもこだわりたいという場合は、「重さ」や「音」にも着目してみましょう。ドライヤーの重量は400g~800g程度と幅がありますが、できるだけ軽いものを選ぶと腕や手の負担を軽減することにつながります。また、ドライヤーの音が気になる場合は、一般的なドライヤーよりも音が小さい静音ドライヤーを選ぶという方法もあります。

まとめ

普段何気なく使っているドライヤーですが、使い方次第で頭髪や頭皮がより健康になる場合もあれば不健康になる場合もあります。頭髪の状態とライフスタイルに合ったドライヤーを選ぶこともポイントです。自分に合ったドライヤーを適切に使用して、薄毛対策やヘアケアに活用してください。

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