もうこれ以上AGAを進行させたくない!そういった強い思いでプロペシアの服用を始める人が多いのではないでしょうか。そのため、少しでもプロペシアの効果をあげる飲み方が知りたいという方は少なくありません。確かに薬やサプリメントの中には、服用時間が決まっているなど効率的な飲み方がある製品もあるものです。
今回は、AGAの治療に欠かせないプロペシアを飲む時間について説明していきます。
プロペシアとは?
AGAクリニックや皮膚科でプロペシアを処方された経験はありますか?プロペシアは、日本皮膚科学会でもAGAに対する高い効果が認められている数少ない薬です。
プロペシアの有効成分であるフィナステリドは、元は前立腺肥大の患者さんに処方されていたものです。しかし、その後、フィナステリドの発毛効果が明らかになり世界的にプロペシアがAGA治療の内服薬として処方されるようになりました。日本でプロペシアが認可されたのは、他の国よりも遅く2005年の事になります。1年間の臨床試験後、2005年に認可され2006年から販売され始めました。
こうしてみると日本での歴史は、まだ長くはありませんが、今ではすっかりAGA治療といえばプロペシアという方程式が成り立つまでになりましたね。
プロペシアを飲む時間帯は決まってるの?
気になるのはプロペシアを飲む時間ですが、この薬は飲む時間に決まりはありません。ですから、飲む時間帯によって効果に差はないという事になります。効果を出す飲み方は、単純に毎日規定量を続けて服用するということに限ります。
プロペシアは、飲み始めてすぐに効果が出る薬ではありません。実際にプロペシアの説明書には、効果を実感するまでには6ヶ月の継続した服用が必要であると記載されています。6ヶ月ではなく、3ヶ月程度で効果を実感し始める人も少なくありませんが、継続して服用をする事によりその効果も高くなっていきます。
ですから時間帯にはこだわらなくても良いので、少なくとも半年間は毎日継続してプロペシアを服用するのがAGAには効果的なのです。
なぜいつ飲んでもいいの?
薬の中には食前に服用するものや、食後に服用するように指定されている物もありますよね。でも、どうしてプロペシアにはこうした服用のタイミングや時間に決まりはないのでしょうか。
それは、プロペシアの場合、いつ服用しても問題のない薬だからです。例えば食前に服用しなければいけない薬は、食事の影響を受ける薬などになります。血糖値をコントロールするような薬になりますね。また、胃酸に弱い成分の場合なども同じです。
反対に食後に服用するタイプは、胃を荒らすような成分が配合されている薬などになります。こうした理由により、服用のタイミングが決められている薬もあるんですね。
つまり、プロペシアの場合は上記のどちらにも当てはまらないタイプの薬という事になります。だからこそ、いつ飲まなければいけないという決まりはないんですね。
どのくらいの時間を空けて飲むのがいいの?
プロペシアは、現在1mg錠が主流となっているので、1日1回服用することなります。1日1回といっても、飲む時間によってプロペシアを服用する間の時間が異なります。
もし前日の朝6時に服用して、次の日の日の夜20時に服用した場合、38時間も間が開いてしまう事になります。プロペシアが体内にとどまっているのは、約24時間と言われていますから、体内のプロペシア残量がこれでは完璧に0になってしまいます。ですから、プロペシアは24時間以内に服用することをおすすめします。
毎日大体で構いませんので、同じような時間帯に服用するのが良いでしょう。飲み忘れを防ぐにも役立ちますし、1日の体内のプロペシア(フィナステリド)量の変化が一定のリズムになるという点でもベストだと言えますね。
プロペシアを飲んでいけない時は?
プロペシアを飲んではいけない時というのは、明記されている訳ではありませんが、大病を患った時や病み上がり時、また深く酔っ払った状態の時になります。それは、プロペシアに限らないのですがこうした薬は肝臓にとっては負担となるためです。
大病を患ったり、また病み上がりは肝臓も弱ったりする状態であると考えられます。また、飲酒をした時も肝臓に負担がかかっている状態です。そんな状態でプロペシアを服用すると、ますます肝臓の負担が大きくなり身体にとって悪影響を及ぼしてしまう可能性がありますね。そういった事を考えると、上記の状態の場合はプロペシアを服用するのを控えた方が良いでしょう。
まとめ
プロペシアは服用に関して厳しいルールはないため、飲みやすい薬だと言えますね。継続して長期間服用しなければいけない薬ですから、自分のライフスタイルに合わせて飲めるという事は魅力でしょう。毎日続けて服用することや、肝臓に著しい負担をかけないように注意すれば、いつ服用してもとくに問題はありません。24時間以上空けないということが大事です。