プロペシアは世界的にポピュラーなAGA治療薬ですが、副作用のひとつとして心臓への負担を心配する人が多い傾向があるようです。心臓に負担がかかると動悸や不整脈などが起こりやすくなり、ときには命の危険につながる恐れもあるため不安に思ってしまう人が多いのかもしれませんね。
このページでは、
- プロペシアが心臓に与える影響
- 心臓に副作用を感じた方の体験談
- 心臓に負担をかけるといわれている理由
などについて解説していきます。
プロペシアは心臓に副作用がある?
プロペシアを服用することで人によっては動悸や息切れが発生する場合があるといわれていますが、心臓に過度の負担をかける副作用が起こる可能性は今のところ低いと言われています。
プロペシアの注意すべき副作用として主に挙げられているのは、肝機能障害や男性機能の低下・抑うつ症状などです。
● プロペシアの服用で心臓への副作用を感じたことがありますか?
※AGABOOK調べ|実施日:2019年10月|人数:50名|調査方法:クラウドソーシング
心臓に副作用を感じた人の体験談
男性|42歳
男性|34歳
男性|44歳
男性|51歳
服用をやめた方もおりますので、心配であれば医師に相談しましょう。
心臓に持病を持っている場合は必ず医師に相談すること
プロペシアを慎重に投与すべきとされているのは、主に肝臓に持病がある場合です。プロペシアは肝臓で代謝されますが、肝臓障害がある人への安全性が確認されていないため肝臓に何らかの疾患がある場合は事前に医師に相談する必要があります。心臓など肝臓以外の臓器に持病がある場合においても、プロペシアによって思わぬ健康被害が起こる可能性がありますので服用前に医師に相談することをおすすめします。
心臓への副作用はプロペシアよりもミノキシジル
プロペシアが心臓に負担をかけると思われてしまうのは、別のAGA内服薬「ミノキシジルタブレット」と混同されるからなのかもしれません。
酵素に働きかけるプロペシアと違って、ミノキシジルタブレットは血行を促進して育毛を促す作用があります。血流が活発になることで心臓に負担がかかりやすくなるため、血圧の変動や動悸・不整脈といった症状が起こる可能性があるといわれています。
プロペシアとミノキシジルタブレットは効能や副作用症状は異なりますが、「AGAの飲み薬」という共通点から混同してしまうケースがあると考えられます。
ミノキシジル(外用薬)も心臓に負担をかける?
心臓への影響が特に懸念されているのはミノキシジル内服薬ですが、外用薬においても使用後に動悸や不整脈が起こる可能性があるといわれています。
ミノキシジルは、AGA外用薬「リアップ」やAGA内服薬「ミノキシジルタブレット」などの外用薬にも配合されている有効成分です。ミノキシジルには血管を拡張させる作用があり、もともとは高血圧治療のために使用されていた歴史があります。
AGA治療においては血流を促進して毛母細胞などを活性化させることで育毛を促す効果があるといわれていますが、人為的に血行を促進させることで心臓に負担がかかる一面があると考えられています。
心臓に持病があったり高血圧症などを患っている場合は、必ず医師に相談してください。
まとめ
プロペシアは心臓に過度な負担をかける副作用はあまり心配されていませんが、心臓に持病がある場合や服用後に動悸や息切れなどの症状が生じた場合は医師に相談しましょう。プロペシアを適切に使用してAGAの改善に活用してくださいね。