生え際のAGA治療はできないって本当?その理由とは?

男性の場合、生え際の薄毛に悩む人は年齢と共にどんどん増えていきます。最近では若いうちから、こうした生え際の後退に悩む人も少なくありません。生え際は徐々に後退していきますので、初期の段階では気が付かず、そのまま進行してしまうことも。

今回は、そんな生え際の後退を判断する方法や、生え際の薄毛に関して多く寄せられる疑問について見ていきましょう。

生え際の後退はどう判断するの?

生え際の後退はどう判断するの?
おでこと頭皮の境目である生え際は、その毛髪の後退が分かりにくいものです。というのも、おでこの広さは人によりかなり個人差が大きいため、見た目だけでは生え際が後退しているかどうか判断がつかないのです。おでこが広い=生え際が後退しているという訳ではありません。逆におでこが狭いという事で安心してはいけないということなんですね。ですから生え際の後退をチェックするなら、おでこの面積で判断しないようにしましょう。

では、生え際の後退はどうやって判断するのかといいますと、ひとつは生え際の毛穴の状態をみます。髪の毛は、通常一つの毛穴から2~4本も生えている事をしっていましたか?毛穴一つから1本だけ髪の毛が生えているわけではないんですね。毛穴から1本しか髪の毛が生えていない場合、髪の密度が低いという事になります。生え際の毛穴の状態をみて、毛穴から1本しか髪の毛が生えていない場合は、生え際が後退している証だと言えるでしょう。

この生え際の毛穴の状態を見るには、マイクロスコープを使用するのがベストです。マイクロスコープは、ヘアクリニックなどでも使われていますが、実は数千円で簡単に入手する事ができるアイテムです。頭皮の状態を自宅で確認したいという場合は、検討してみてください。

そしてもうひとつの方法が、ノーウッド判定法というものです。ノーウッド判定法は、AGAかどうかを判断する基準のひとつとして採用されているもので、自分でも簡単にチェックする事ができます。まず、耳の穴を中心としてラインを引き、髪の生え際のそり込み部分からそのラインまでの距離が2cm以内の場合は生え際の後退が進んでいると言えます。その距離があればある程、今のところAGAの心配は少ないという事になります。

生え際が後退しているかどうかは、この2つのチェック方法で判断してみてください。

生え際のAGAを治療するのは難しい?その理由は?

生え際のAGAを治療するのは難しい?その理由は?
こうした生え際の薄毛や抜け毛は、治療をするのが難しいと言われていますが本当なのでしょうか。また、その理由はなぜなのでしょう。

生え際は頭頂部に比べると、確かに治療が難しい部位です。その理由は主に3つ。

1,毛細血管が少ない・細い

生え際は、毛細血管が少なくまた細い部位であるため、血行不良になりやすいという特徴があります。そして、毛細血管が少なく細いという事は、毛母細胞に発毛に必要な栄養素が運ばれにくいという特徴もあるのです。そのため、生え際は他の部位と比べると育毛剤などの効果も出にくくなってしまうんですね。

2,生え際の頭皮は固い

生え際の頭皮は、日常生活の中で習慣的に引っ張られる部位です。そのため、生え際の頭皮は他の部位よりも固くなっているケースが多いのです。発毛の効果を出すためには、頭皮が柔らかいという事はとても重要。ですから頭皮が固い生え際は治療が難しくなってしまうんですね。

3,皮脂やDHTが多い

生え際は抜け毛の原因となるDHTや皮脂の分泌量が、非常に多くなっています。DHTはヘアサイクルを狂わせ薄毛や抜け毛を促す原因となるホルモンです。この影響力が強いと、それだけ治療も難しくなってしまいます。

このように生え際というのは、治療が他の部位よりも難しくなってしまう複数の理由があるのですね。

治療効果は期待できる?

治療効果は期待できる?
でも、現在のAGA治療では、こうした生え際の後退にも治療効果を期待する事は十分に可能です。確かに効果が現れるまでに、他の部位よりも時間がかかる場合がありますが治療の効果がでないわけではありません。

うぶ毛がなくなると治療はできない?

うぶ毛がなくなると治療はできない?
生え際が後退すると、毛穴から生えている毛髪の密度が低くなると述べました。生え際が後退していくと、ひとつの毛穴から生えている毛髪の本数が少なくなるのです。そして、この生え際に産毛すらなくなってしまうと上記で紹介した様な治療ができないのではないかという心配の声があがっています。

確かに、産毛すら生えていない状態というのは、毛母細胞の機能が停止してしまっている様な状態です。このような状態で治療をしても、残念ながら思った様な効果が現れるない事もあります。ただし、治療ができないという訳ではありません。場合によっては産毛が再び生えてきたというケースもあります。ただし、一般的な治療では大きな効果は期待できないでしょう。この場合は、高額な再生治療などの方が効果的です。

生え際のAGA治療法は?

生え際のAGA治療法は?
生え際の治療方法は、主にジヒドロテストステロン(DHT)を抑制する事です。生え際の後退の大きな原因がそもそもDHTの増加ですから、その原因物質を抑制するというのは治療方法として非常に重要な事です。逆にこの治療法をせずに、他の対策をしても意味はないと言えるでしょう。こうしたDHTを抑制する治療方法にプラスして、頭皮の血行を促進、毛包を直接活性化する様な治療を行います。

前者の治療には、フィナステリドやデュタステリドというDHTを生み出す5αリダクターゼを阻害する働きのある成分の内服が行われます。そして後者は、ミノキシジルやアロビックスの様な月刊拡張作用と発毛効果のある外用剤などが治療に用いられる事が多いでしょう。

生え際(後退)を予防する方法は?

生え際(後退)を予防する方法は?
生え際の後退を予防するには、生活習慣や食事、血行を促進するマッサージなどが有効です。生え際の後退を完璧に予防する事は難しいですが、血行をよくし頭皮を柔らかく保つ事や、過剰な皮脂分泌を抑える事が予防としては有効です。そしてその予防ができるのが生活習慣や食生活の改善なのです。

まとめ

まとめ
生え際は確かに治療の効果が出にくい条件がそろっている部分です。ただし現在のAGA治療は、生え際へも効果を発揮してくれますので、諦める必要はありません。また脱毛が進行する前に早めに治療をする事で、その効果はアップします。逆に状態が進行し過ぎると効果もその分あらわれにくいものです。ですから自分でも生え際の後退をチェックして、少しでも早く治療を行うようにしましょう。