AGA治療薬における副作用:どんな症状が出る?発症率は?

最近では一般的になってきたAGA治療。そんなAGA治療を始めるのなら、知っておきたいのが治療における副作用です。AGAに限らず、薬などを使用した治療には少なからず副作用が起きる可能性があります。

だからAGA治療を受ける前に、どんな副作用あるのか?どんな症状が現れる事があるのか?良い面だけではなく、リスクについても知っておいてほしいのです。

AGA治療薬の副作用は?発症率はどのくらい?

AGA治療の副作用の症状は?発症率は高い?
AGAを内服薬や外用薬によって治療をした場合、副作用が起きる可能性があります。AGA治療には副作用があると聞いた事がある人も多いでしょう。では、一体どれくらいの確率で発症するのでしょうか。その答えは、薬の種類や副作用の症状によってその発症率は異なります。

副作用の発症率

大まかですが内服薬の場合、発症率は2%以下となります。また外用薬の場合、約9~30%に副作用が出ると報告されており内服薬よりも高めになっています。

この副作用の発症率は高いでしょうか?これは、なかなか一概には言えません。例えば起きる副作用の症状によっても、これらの数値を高いと感じるか低いと感じるかは異なるでしょう。例えば命にかかわる様な、重篤な副作用の場合、たとえ2%以下の発症率を高いと感じるかもしれません。

では、AGA治療薬の主な副作用はどんな症状なのでしょうか?

AGA治療薬の主な副作用

AGA治療で起きる主な副作用は以下の通りです。

  • 性欲減退
  • 男性機能障害(勃起不全や射精障害など)
  • 鬱(うつ)症状
  • 皮膚障害(湿疹やかゆみ、炎症など)

一般的に効果の高い薬ほど副作用の発症率も高くなると言われていますが、AGA治療の効果は、現状維持まで合わせるとおよそ97%以上です。97%の効果実感率があり、上記の様な副作用が起きる確率を照らし合わせこれをどう捉えるかは人によって違うでしょう。

AGA治療薬別でみる副作用の発症率

AGA治療薬別でみる副作用の発症率
次に、AGA治療薬の種類による副作用や発症率について見ていきましょう。

プロペシアの副作用:発症率と症状

プロペシアは、最も多くAGA治療薬として使用されているといっても過言ではありません。そんなプロペシア服用による副作用と発症率は、以下の通りです。

  • 性欲減退(1.8%)
  • 勃起不全(1.3%)
  • 精子数減少(1.1%)
  • 鬱(うつ)(1.0%)

こうしてみると、プロペシアの場合は男性ホルモンに影響を与えるせいか、男性機能に関する副作用が多い事が分かります。

ミノキシジルの副作用:発症率と症状

AGA治療の外用薬といえばミノキシジルです。ミノキシジルの場合、頭皮のかゆみや火照りいった症状が1番多く見られるようです。ただ、これはミノキシジルには血管拡張作用があるため効果が出ている証拠とも言える副作用です。

この副作用の発症率は、およそ10~20%の人に見られると考えられます。

また頭皮の湿疹や炎症は、約10%に見られるという調査結果がありますが、別の調査では全体的なミノキシジルの副作用は9%以下という報告も上がっています。

しかし、内蔵においての副作用としては心不全や肝機能障害が副作用として起こる可能性があると言われていますが、実際にはこうした報告はほとんどなく、因果関係も分かっていません。

つまり、ミノキシジルの外用で起きる副作用としては、頭皮のかゆみや火照り湿疹といった皮膚トラブルという事になります。

ザガーロの副作用:発症率と症状

AGA治療薬として新登場のザガーロの副作用は、男性ホルモンに働きかけるという作用からプロペシアと同じ様な症状となります。

勃起不全や性欲減退、射精障害、男性の乳房の膨らみなどの副作用が主な症状です。また精神障害なども報告されている他、前立腺がんなどの発症率をあげるのではないか?とも言われていますが因果関係は定かではありません。

ザガーロを服用した際の上記のようないずれかの副作用が起きる可能性は、約15%となっています。ただ、発売されてまだ新しい薬のため、ザガーロの副作用については、データがなく判明していない事も多いのが実情です。

AGA治療薬を控えるべき人

AGA治療薬を控えるべき人
医師の指導のもと適切に使えばかなりの効果が現れるAGA治療。副作用の多くも重篤なものではありません。ただし以下にあてはまる場合は、AGA治療を控えた方が良いでしょう。

低血圧の人

AGA治療薬ミノキシジルは、もともと高血圧の薬です。そのため低血圧の人が使用しますと、血圧が下がり過ぎる事が危惧されます。

ただし、ミノキシジルが低血圧な人にとって禁忌という訳ではありません。低血圧の程度にもよりますが、医師と相談の上なら使用する事も可能です。

低血圧な場合は、勝手に使用せずに医師の判断を仰ぎましょう。

ほかの薬を飲んでいる人

薬には飲み合わせがあり、薬の効果が出なくなったり逆に効果が増幅したりするなどの症状が現れる可能性があります。そのため、何か別の薬を服用している場合も注意が必要です。

女性の方

女性でもミノキシジルを使用する事はできますが、プロペシアやザガーロなど男性ホルモンに作用するタイプの治療薬は禁忌だとされています。

女性が使用しても効果がないばかりか、男性が使用する場合の副作用とは違う重大は副作用が起きる事もあります。クリニックでもこうしたAGA治療薬は、決して女性に勧められる事はありません。

AGA治療の副作用Q&A

AGA治療の副作用Q&A

体毛が濃くなるって本当?

ミノキシジルはそもそも、副作用である発毛の症状を生かした薬になります。そのためミノキシジルを使用する事により、体毛まで濃くなるという事は十分にある話です。

ED(勃起不全)になるって本当?

AGA治療薬の副作用として勃起不全が上げられる事から、男性がEDになる可能性があるというのは本当です。その発症率は2%ですが、その可能性があることだけは覚えておきましょう。

不妊になるって本当?

AGA治療薬は、男性不妊の原因になる事があります。海外の研究では、フィナステリドを服用する事により精子の数が減少したと報告されています。

肝臓への負担は?

AGA治療の内服薬の副作用として肝機能障害も上げられています。ただAGA治療薬による肝機能障害の副作用はごく少数であり、程度も軽度で健康上大きな問題はありません。

また、重篤な肝機能障害の例も今までに報告された事がありますが、調査の結果AGA治療薬との因果関係はみられないとの事です。

ですが、服用量を守らなかった場合は肝臓に負担がかかってしまうでしょう。しかしこれはAGA治療薬に限った事ではありません。肝臓のためにも、適量は守ってくださいね。

子供・未成年が飲むとどうなる?

身体の成長していない子供がAGA治療薬を飲むと身体の負担になったり、男性器の正常な発達を妨げたりする恐れが高くなります。実際に男性ホルモンに作用するフィナステリド配合のプロペシアは、未成年に使用する事はできないことになっています。

ミノキシジルの場合は、明確な年齢制限はないものの、子供のデリケートな肌では大きなトラブルが起きる可能性が高いでしょう。また、血圧に作用して頭痛やめまいなどの症状が成人よりもひどく出ると考えられます。

そのため子供にAGA治療薬は絶対に用いる事のないようにしましょう。

副作用を考えると個人輸入での購入は危険!

副作用を考えると個人輸入での購入は危険!
AGA治療薬は、副作用がある他、おすすめする事のできない人もいます。医師から処方してもらう場合、もし薬が適さない場合は医師がきちんと診断をしてくれます。ですから、AGA治療薬を使用する場合は医師の診断や処方の必要がない個人輸入はおすすめできません。

安全性を考えれば、クリニックで診断のうえ処方してもらうのがベストです。